世の中にはさまざまな仕事があり、女性も多くの職種で活躍しています。
そのなかでも営業職の仕事は種類も多く、なかなかその種類について理解している人も多くはないのではないでしょうか。
例えば、この記事のご覧の皆さんはこんなことを考えているかもしれませんね。
- 営業職って、そもそもどんな仕事?
- 営業職ってどんな種類があるの?
- 営業職って女性でも活躍できるの?
そこで今回は、そんな疑問や不安を解消するべく女性営業職の仕事の種類や注意点を解説していきます!
詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
- 営業職ってどんな仕事?種類は?
- 営業職に向いている人&向いていない人は?
- 営業職に転職する時の注意点は?
Contents
営業職ってどんな仕事?
営業職の仕事は大きく分けると、以下の4つに分類できます。
- BtoC+有形商材
- BtoC+無形商材
- BtoB+有形商材
- BtoB+無形商材
このように、一言で「営業職」といっても「BtoC(Business to Consumer=消費者向け)」や「BtoB(Business to Business )=会社などの法人向け」といったターゲットの違いもあれば、扱う商材の違いもあります。
商材も、日用品や不動産などの「有形商材」、サービスや金融商品などの「無形商材」があります。
無形商材は独特の難しさがあり、目に見えないものを売り込むことが必要です。目に見える有形商材よりも、商品の魅力を伝える・商品の効果を顧客にイメージさせるといったアピール力や提案力が求められます。
いずれにせよ、商材の魅力をアピールしてターゲットとなる顧客に購入してもらうことが営業職の仕事です。
営業職は具体的にどんなものがあるの?
ここでは具体的な例を交えつつ、以下の営業職がどんな仕事をしているのかを解説していきます。
- 法人営業(BtoB)
- 個人営業(BtoC)
- カウンターセールス
- 技術営業職
- 海外営業職
- 代理店営業職
- 医薬営業職
- コールセンター
ほとんどの営業職は、このうちのどれかに該当します。
詳しく解説していくので、参考にしてみてくださいね!
法人営業(BtoB)
法人営業はターゲットを企業に設定して、商品やサービスを薦めていく営業です。法人をターゲットにした営業スタイルは多種多様になっています。
たとえば、電話によって新規顧客を開拓する「電話営業」・直接企業に訪問する「飛び込み営業」・既存顧客を相手にする「ルート営業」などがあります。
法人営業ではまとまった受注になることも少なくなく、何百、何千万という契約金額になることも。さらに、さまざまな企業の経営者や担当者との人脈を広げることも可能です。
ただし、企業相手の営業ですので、社会人としてのマナーや商材をプレゼンする能力、細かな配慮・気づかいは当然求められます。
個人営業(BtoC)
個人営業は、その名の通り、個人をターゲットに商品やサービスを薦めていく営業です。
個人営業は訪問販売が多い傾向で、保険や不動産などの業種が代表です。法人営業よりも「個」の力が重視されるため、自分自身の人間力や行動で売上を作ることが多くなります。
ただし、個人営業では、テレアポや訪問をしても話すら聞いてもらえないことがあります。場合によっては、罵倒されたり、門前払いを受けたりと忍耐力が必要です。
とはいえ、商材よりも人間力が契約の決め手となることも多く、人柄が強みになる仕事とも言えます。
カウンターセールス
カウンターセールスは、自社店舗のカウンターなどの場所でセールス業務を行う営業です。旅行代理店や携帯電話の店舗での販売が代表的な例でしょう。
対面での接客力や短い時間での顧客ニーズの把握した提案を、多くの商品やサービスの中から的確に行えるだけの知識が必要です。
技術営業職
技術営業職では、電機・IT・機械分野を取り扱うことが多く、専門的な知識が求められます。
商品の提案はもちろん、製品設計に関わることも多く、開発者と顧客を繋ぐ役割が期待されます。例えば、顧客には専門用語を極力使わずにわかりやすく説明し、開発者には現場ならではのユーザーニーズを届けることです。
また、新しい技術や商品が次々と生まれるので、好奇心を持ち、常に学ぶ姿勢も求められます。
海外営業職
海外営業職は、海外留学や語学力を活かせる仕事です。言い換えれば、営業先の語学や文化・国民性への理解が求められます。
また、営業方法は国内から海外の代理店へ行う場合と、現地に駐在して新規市場の開拓を行う場合があります。
どちらにしても、海外生活に対する適応や外国人にも引けを取らない交渉ができるコミュニケーション力が求められる仕事です。
代理店営業職
代理店営業職は、自社の製品・サービスの販売をする代理店の新規開拓や支援をする営業です。
代理店営業職には、商品知識や課題・問題点を把握できるヒアリング力が求められます。
加えて、売りやすい環境の整備や代理店のモチベーションをあげる工夫も必要。業績に応じたインセンティブの採用といった方法で、信頼関係を築き上げることも大切です。
医薬営業職
医薬営業職は製薬会社での営業を行い、自社の医薬品を医療機関に提案します。企業と病院との橋渡し役が期待され、医師へ薬の効果や使用法・実際に使った感想を自社に伝える役割があります。
また、医師やMS(医薬品卸売会社の営業担当者)との良好な関係の構築や医師の都合に合わせ、短時間で病院やクリニックを訪問しなくてはいけません。このように、コミュニケーションや効率性も求められるスキルです。
コールセンター
コールセンターの仕事内容は大きく2つあり、電話を受けて顧客サポートをするインバウンド・電話をかけて営業するアウトバウンド型があります。
どちらの仕事内容であっても主な業務は電話をかけることなので、体力に自信がなくても始めやすいでしょう。
ただし、1日中電話をかけたとしても、受注につながらないこともあります。スキルとして、体力よりは忍耐力が必要とされる仕事といえます。
営業職が向いている女性・向いていない女性
ここでは、営業職が向いている女性と向いていない女性について解説していきます。
近年では、特にBtoCビジネスの場で女性営業職のニーズが増えていますし、働き方改革
よって、女性営業職にとっても働きやすい環境になりつつあります。
ぜひ、自分に営業職が向いているかどうかの確認に活用してみてください。
営業職が向いている女性
細やかな配慮ができ、柔らかい物腰の女性は営業職でも活躍できる傾向にあります。このような対応ができれば、営業相手に対して安心感を抱かせることができます。
営業にとっての最初のハードルである、相手の警戒心を解き、話を聞いてもらうことができるのは大きなメリットです。
また、時間管理が得意な女性も営業職に向いています。営業職は成果を最も重要視することが多く、時間管理によって効率のよい働き方につながります。
時間管理が上手にできれば、結果を残しながら身体に負荷の少ない働き方も実現可能です。
加えて、話し上手な方も営業職に向いています。
自分の話は織り交ぜつつも、相手の話を聞きうまく会話を膨らませていくといった会話ができるといいでしょう。
営業職が向いていない女性
反対に営業職が向いていない女性は、まずメンタル面に自信がない女性です。
営業先では、辛い当たられ方をすることもありますし、結果が出なければ会社でも叱咤されることもあります。営業先でも会社でもそのような思いをしてしまうと、やはり強いメンタルは必要になってきます。
必要以上に嫌なことを気にしない、ポジティブさが必要とも言えるでしょう。
また、試行錯誤や自己分析が苦手な女性も向いていないかもしれません。
というのも、契約がとれなかったときに「なぜダメだったのか」を分析し、改善することが必要です。ひとつのやり方だけに固執してしまっていると営業職での活躍は難しいといえます。
営業成績をあげるコツは?
営業職を検討してみようと思った方が次に気になるのは、営業成績をあげるコツではないでしょうか。
アポイントを取る、商材の知識を持つ、こういったことと同じくらい大切な営業成績をあげるコツは以下のようなものです。
- イエス・ノーで回答できる質問
- プライベートな話を加える
- できるだけ短く話す
このような会話術を実践できるようになると、一歩リードできるでしょう。
詳しく解説していきます!
イエス・ノーで回答できる質問
選択肢をイエスかノーに絞る話し方を意識してみましょう。
例えば、次のような質問を投げかけてみます。
- ここまで電車で来たのですか?
- 最近暑いですね
- ここまでは理解していただけましたか?
これらの質問は全て、イエスかノーで回答ができます。
こうすることで、一方的なこちらからの会話ではなく、顧客とのキャッチボールが可能になります。会話のキャッチボールを行うと自然に親近感が出てくるものです。
プライベートな話を加える
プライベートな話を加えることも効果的です。もちろん、必要以上にプライベートな話をする必要はありません。
例えば、以下のような会話でもいいでしょう。
- 子どもが反抗期で大変なんですよ
- 最近飼ったペットの猫がかわいくて幸せです
- 最近紅茶に凝っていて茶葉の飲み比べをよくしています
プライベートな話をする目的は、共感と自分を知ってもらうことです。そうすると、信頼につながりやすくなりますよね。
できるだけ短く話す
できるだけ短く話す工夫も必要です。
文字にすると、だいたい35文字くらいまでを意識するといいかもしれません。
(ちなみに↑の文は35文字です。)
会話の中に「、」が多いと長くなりがちですし、聞いている方は疲れてしまいます。
そうなると、伝えたいことも伝わりませんよね。
女性が営業職に転職するときの注意点は?
女性の営業職の求人自体は多くあり、転職もそれほど難易度が高いものではありません。
とはいえ、働いてみると以下のような企業も少なからずあります。
- ノルマが厳しい
- 残業が多い
- 経費が出ない
もちろん、これらは実際に入社してみないとわからない部分はありますし、人によってはある程度許容できる範囲かもしれません。
心配であれば、転職エージェントを利用するといった方法もありますし、そうすれば上記のようなリスクが回避できるかもしれませんね。
ほかにも、育児や出産といった大切なライフスタイルとの両立も考慮しておきましょう。
また、先程解説したように、営業職にはさまざまな種類があります。営業職の中でも、自分の強みや性格・描いているキャリアプランに合わせた仕事を選ぶことも必要ですよ。
女性ならではの強みを活かして営業職で活躍しよう!
たしかに、女性の営業職は男性のように体力勝負ではなかなか難しいものです。
しかし、お伝えしたように、女性でも営業職で活躍できる方法はありますよね。この記事を参考に、あなたにピッタリな営業職を見つけてみてはいかがでしょうか。
自分の強みや性格といった部分と、女性ならではの強みを活かして新しいキャリアプランを考えてみるのもいいですよね。