終身雇用制度が崩壊しつつある現代。そんな時代でも安定した収入を得たいと思うのは当然ですよね。
安定した収入を得るために、今注目されているのは技術職です。技術職は専門的なスキルを得ることができるため、比較的転職がしやすい職種です。
とはいえ、技術職のイメージがわかない女性も多いのではないでしょうか?
たとえば、この記事のご覧の皆さんはこんなことを考えているかもしれませんね。
- 技術職ってどんなのがあるの?
- 技術職ってどんなメリットがあるの?
- 技術職ってどんな人が向いているの?
そこで今回は、そんな疑問や不安を解消するべく女性技術職の種類や向いている人やメリットを解説していきます!
詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
- 技術職の種類
- 技術職に必要なスキルや向いている人
- 「手に職をつける」とは?
Contents
女性の技術職ってどんな仕事?
技術職と聞いて、どんなイメージを持つでしょうか?
そもそも、技術職はその名の通り、技術者が就く職種です。技術者とは「モノ」や「コト」の生産に関連する全ての産業に必要な人。
たとえば、化学工学や電子工学などの専門知識を活かして仕事をします。
もっとわかりやすく言えば、システムの開発や設計といった業務に関わるエンジニアあたりも技術職ですね。
では、そんな技術職の分類について、以下の3種類を説明していきます。
- 研究職
- 開発設計職
- 生産技術職
ひとつずつ解説していきます!
研究職
研究職とは、研究や開発に取り組む仕事です。
研究職は、さらに「基礎研究」と「応用研究」に分類できます。
「基礎研究」は、未知の物質や未開拓の原理の発見や解明のため研究をしていくもの。一方、「応用研究」は、基礎研究を応用して世の中に製品やサービスを送り出すために研究
しています。
また、研究以外にも試験や鑑定などもあり、主な職場は企業の研究所・国や公的期間の研究所です。
開発設計職
上記の研究職の研究結果をもとに製品を考えるのが開発設計職です。
「設計」と「開発」は違いがあり、設計は商品の設計図を作ります。開発は、その設計図をもとに商品やサービスを形にする仕事です。
このように、もともとは別の役割なのです。
ただ、企業では開発と設計がまとまっており、一連の流れとする場合が多々あります。スマートフォンやデスクトップなどで使用する、アプリの設計や開発はこれに当てはまります。
生産技術職
生産技術職は、設計開発部門で完成された商品を、どのように流通に乗せ市場に出すかを考える仕事です。
製品の生産にかかる、費用や時間といったコスト管理・生産ラインで起こる問題の解決といった内容が主になります。
開発設計職と生産技術職の間で度々話し合いを行い、より良い製品を生み出す役割とも言えるでしょう。
技術職に必要なスキルは?
技術職に必要なスキルは以下の3つです。
- 製品を生産する仕組みを考える能力
- 生産設備を管理する能力
- 説明力やコミュニケーション能力
このように、技術職には仕組みをつくり、それを管理し、わかりやすく説明する能力が求められます。
ひとつずつ説明していきます!
製品を生産する仕組みを考える能力
製品を生産する仕組みを考える能力とは、原材料から製品の完成までの流れを構築できる能力です。
コストまで計算に入れた仕組みづくりが求められるので、全体を見る目が必要です。
これは、論理的な思考が必要で、モノづくりにおいて特に重要な能力と言えます。
生産設備を管理する能力
上記の「製品を生産する仕組みを考える能力」に加えて、その仕組みを管理できる能力も必要です。
リスク管理はもちろん、稼働状況まで管理できなくてはいけません。
リスク管理においては、問題起こってしまった場合の解決や、そもそも問題が起こらないように管理するといった先回りする視点が求められます。
説明力やコミュニケーション能力
技術職では、説明力やコミュニケーション能力が求められます。
たとえば、現場の従業員や他の部署への技術説明です。特に現場の従業員には、変更点や改善点などがあればわかりやすく間違った解釈のないようにわかりやすく伝える必要があります。
また、他部署への説明であっても、自分の専門の技術を専門外の人へわかりやすく伝えなくてはいけません。
加えて、研究職や営業職とのコミュニケーションも欠かさず取っておけば、よりスムーズに検討材料や製品・サービスの魅力を伝えることができるでしょう。
技術職の最大のメリットは「手に職がつく」こと
技術職の最大のメリットは、なんといっても「手に職がつく」こと。
昔の日本であれば、女性は20代で結婚して退職といった流れがありましたが、近年では異なってきています。たとえば、年功序列制度の廃止や女性の積極的な社会進出。
こういった流れが背景にあります。
つまり、女性についても将来のキャリア設計を含めて、手に職をつける必要が出てきたのです。
ここでは「手に職をつける」ことについて以下の解説をしていきます。
- そもそも「手に職をつける」とは?
- 技術職を通じて「手に職をつける」メリット
ひとつずつ解説していきます!
そもそも「手に職をつける」とは?
「手に職をつける」とは「仕事やスキルを自分のものにすること、または仕事をするための資格を得ること」です。
言い換えれば、専門的なスキルや資格を持つとも言え「スペシャリスト」としての活躍を見込む、とも表現できます。
専門的なスキルや資格といった面では、技術職はまさにうってつけ。技術職には「手に職をつける」ために、必要な仕事が溢れています。
技術職を通じて「手に職をつける」メリット
技術職を通じて「手に職をつける」メリットは転職や復職がしやすいことです。経験とスキルを活かして、フリーランスとして働く選択肢も出てくるでしょう。
好きな分野のスキルを身に付けていけば、楽しみながら仕事を続けることもできますし、仕事が息抜きになることもあるかも知れません。
また、年齢に左右されない働き方も可能になります。
たとえば、CADオペレーターであれば技術があれば、長い期間現役で働くこともできます。
このように、「手に職をつける」と、自分で人生を選択する生き方ができるようになるのです。
そのような考えが広がった背景もあり、技術職から何かしらの専門分野を持ちたいと考える女性も多くなっています。
技術職に向いている女性
上記のように、専門知識が付くことから女性にとっても人気の技術職。
では、その技術職に向いている女性はどんな方でしょうか。
技術職に向いている女性は以下の3つの要素を持つ方です。
- 向上心がある
- 自ら学ぶ姿勢がある
- 責任感がある
- チャレンジ精神がある
技術職では、常に高い技術を求められます。このことから、常に向上心を持ち、新たな技術を学ぼうとする姿勢を採用の条件のひとつにしている企業もあるくらいです。
また、成果を求められることも多いため、自分の仕事に責任を持つといった姿勢も重要です。たとえば、トラブルが起こった場合に、責任を持たずに仕事に取り組んでいると生産がストップしてしまうケースもあるでしょう。
さらに、生産の場や日頃の業務でも、常に改善や修正が求められています。
現状に満足せず、常にベストを求めてチャレンジするような気持ちも、技術職には欠かせません。
技術職を経験すれば幅が広がることも!
このように、技術職は女性にとって、ライフプランや将来を見据えたスキルを身につけることができる職種です。
技術職で身につくスキルは女性が理想の働き方や生き方をする上でもプラスになるでしょう。昨今では、技術を求める企業も多いため、求人数も増加傾向にあります。
この記事で仕事内容や必要なスキル確認して、スペシャリストへの一歩を踏み出しましょう!