企画・マーケティング職は、求人サイトやコラムなどで女性にとって花形の職種と紹介されることもあります。
しかし、企画・マーケティング職は似たようなイメージですが、その仕事内容には大きな違いがあります。
この記事をご覧の皆さんはこんなことを考えているかもしれませんね。
- 企画・マーケティング職ってなにが違うの?
- 企画・マーケティング職は女性満足度が高いって本当?
- それぞれどんなスキルが求められるの?
そこで今回は、そんな疑問や不安を解消するべく企画・マーケティング職の仕事の種類や求められるスキルについて解説していきます!
詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
- 企画職とマーケティング職の違い
- 企画職とマーケティング職の仕事内容
- どんなスキルが必要でどんな女性が向いているの?
Contents
企画職とマーケティング職の違いは?
結論から言うと、企画職とマーケティング職の違いは以下の違いがあります。
- 企画職→社内のデータを活かし商品やサービスの企画・開発をする仕事
- マーケティング職→すでにある商品やサービスの売上を向上させる仕事
このような役割の違いがあり、似て非なるものなのです。
企画職の人が商品やサービスの開発に関わるプロジェクトのほとんどを進行させるので、その進行に直接マーケティング職の人が直接関わることは少ない傾向です。
とはいえ、売上から分析される新しい商品の提案や商品の改善・バリエーション増加といった部分は、マーケティングの要素が必要になります。
このように、企画職・マーケティング職は「商品を売る」といった目的は同じなのですが、それぞれ役割が違う仕事内容なのです。
マーケティング職の仕事や向いている女性・必要なスキルは?
ここからは、マーケティング職について解説していきます。
大きく以下の3つの視点から解説します。
- マーケティング職の仕事内容
- マーケティング職に向いている女性
- マーケティング職に必要なスキル
ぜひ、自分にマーケティング職が向いているかどうかの確認に活用してみてくださいね。
マーケティング職ってどんな仕事?
マーケティング職の仕事内容は、企業によって異なる場合があります。
しかし、マーケティング職の大きな目的として「調査・分析」を行い「商品やサービスを市場に広めていく」といった部分は共通しています。
「調査・分析」ではターゲットに対して新しい「商品・サービス」を売り出すために、以下のようなことを検討していきます。
- どれくらいの値段で
- いつごろ(時期)
- どの業者と協力して
- どのように販売促進する(コマーシャルやSNSなど)
このように消費者の手元に届くまでの一連の流れを考えることが、マーケティング職の仕事内容と言えます。
もちろん、新商品だけでなく既存の商品に関しても、さらに売上を伸ばすための計画を考えるのもマーケティング職の大切な仕事です。
マーケティング職に向いている女性
では、分析や調査を行い売上拡大も目的にするマーケティング職に向いている女性はどんな人なのでしょうか?
以下の4つの要素の女性はマーケティング職に向いていると言えそうです。
- 数字に強い
- 流行に敏感
- 想像力がある
- 人と接するのが好き
ひとつずつ解説していきます!
数字に強く市場調査が得意
マーケティング職の仕事の始まりは地味な調査です。華やかなイメージとは異なりインターネットや対面を通じて、消費者や業界の動向を調査していきます。
このようにして集めたデータを統計に基づいて分析したり、解析ツールを使用して解析したりといった作業も伴います。
つまり、手間と時間をかけて行った調査を数字に照らし合わせて解析する、といった作業を苦なくこなせるような女性が向いているのです。
流行に敏感
マーケティング職の市場調査は、上記のようなものだけではありません。市場調査として、普段の生活に中でも情報の収集を行う必要もあります。
たとえば、以下のようなところからの収集を行うこともあります。
- SNSやニュースなどを通じたトレンドや政治・経済の把握
- 電車内での会話
- 競合の広告キャッチコピー
このようなさまざまな方向から、顧客の価値観・ニーズを捉えることが必要なのです。好奇心があり、流行に敏感な女性だとマーケティング職でも活躍できるでしょう。
想像力がある
マーケティング職には想像力も必要です。この想像力によって、顧客や社会が求めているものを具体化するのです。
たとえば「なぜ、このサービスが流行っているのか」や「このCMはなぜ印象的なのか」といった部分を掘り下げていくことを求められます。
その掘り下げた思考から、顧客や社会が求める商品やサービスをどのように生み出し、市場に浸透させていくかを想像していかなくてはいけません。
人と接するのが好き
マーケティング職は、分析・解析したデータを基に他の部署とも連携をとって行く必要もあります。
たとえば、商品開発部や営業部などと連携して仕事を進めていくことも。
商品開発部や営業部などの意見も考慮しながら顧客目線を大切にして、異なる意見や立場の担当者をまとめる必要もあります。
意見や方向性をまとめるときは難航することもあるので、人と接することが好きな女性だとさまざまな局面も乗り切りやすいものです。
マーケティング職はどんなスキルが求められるの?
マーケティング職では、先程解説したような女性が向いています。求められるスキルに関しても、似たような部分があると活躍しやすいでしょう。
マーケティング職で特に必要なのは、以下の2つのスキルです。
- 情報力
- リサーチ力・分析力
ひとつずつ解説していきます。
情報力
マーケティングにおいて、自社商品に似ている商品には敏感である必要があります。
「どんな顧客層に好まれ、他にどんなものを使っているのか」といった部分は常に意識しなくてはいけません。
とにかく情報の鮮度が重要になるマーケティングでは「いかに早く・多くの情報を仕入れる力」が必須です。
次に話題になりそうな情報を市場よりも早く入手できるような情報力は、マーケティング職にとってなくてはならないスキルと言えるでしょう。
リサーチ力・分析力
マーケティング職には、リサーチ力・分析力も必要です。情報を仕入れたとしても、さらにリサーチし分析できなくてはいけません。
先程説明した、想像力をフルに活かしてシミュレーションするのです。商品やサービスの販売方法はもちろん、コストやリスク・売上・利益といった部分まで分析していきます。
このリサーチ・分析が不十分だとせっかくの商品やサービスが顧客に認知されないままになってしまうこともあるのです。
リサーチ力・分析力のスキルはマーケティング職の基礎となる部分でもあります。
企画職の仕事や女性満足度・必要なスキルは?
ここからはマーケティング職と同様、企画職についても解説していきます。
大きく以下の3つの視点から解説します。
- 企画職の仕事内容
- 企画職の女性満足度
- 企画職に必要なスキル
マーケティング職と合わせて、自分に企画職ができそうかどうかの確認に活用してみてくださいね。
企画職ってどんな仕事?
実は企画職と一言でいっても「商品企画」や「宣伝企画」や「営業企画」といったように仕事内容が異なることがあります。
しかし「企画職」と聞いて多くの人がイメージするのは「商品企画」ではないでしょうか。
「商品企画」は「商品開発」と同義になることが一般的で、商品の設計や開発過程の管理といった仕事を主な業務としています。
商品企画には、マーケティング職と同様に市場調査が重要です。
さらに、市場調査に加えて、商品生産に必要な工場の手配や取引先への連絡・連携といった部分も商品企画の重要な業務のひとつです。
このような業務はマーケティング職には含まれないことが多く、商品企画ならではの仕事と言えるでしょう。
また、市場調査に基づき、商品の価格や品質の考慮も商品企画に求められる仕事です。
企画職は女性の満足度が高いって本当?
企画職は女性の満足度が高い仕事と言われています。
大手転職サイトの調査の結果、商品企画職の女性比率は45%程度となっており、他の職種よりも高い結果になっています。
では、なぜ女性の満足度と比率が高いかと言うと、それは女性ならではのアイデアが提案できるから。
そのアイデアはさまざまな商品に活かされています。例をいくつか紹介すると以下のようなものが女性ならではのアイデアを形にしたものでしょうか。
- 乾燥機能付きのドラム型洗濯機
- ロングブーツがピッタリ収納できるシューズボックス
- 自撮り棒
このような日常の家事や生活の「困った」「不便」に気づき、解決につながるような商品のアイデアは女性ならではですよね。
企画職に必要なスキルや向いている女性は?
企画職に必要なスキルや向いている女性は以下の通りです。
- 課題の本質への理解力
- わかりやすい文章力
- コミュニケーション能力
ひとつずつ解説していきます!
課題の本質への理解力
企画職では課題の本質を理解し解決するスキルが求められます。まず、課題を明らかにできないとその解決は望めません。
たとえば「訴求力のある広告の企画」を求められた場合は、以下のような事項の分析が必要です。
- 現状よりなぜ訴求力のある広告が必要なのか
- 現在の広告手段はターゲットに適切なのか
- そもそもターゲットに認知されているのか
このような事項の確認・分析が必要なのです。
単に「訴求力のある広告」を考えるだけではなく「なぜ・どうして」を詳細に分析していきスキルが求められているのです。
わかりやすい文章力
ターゲットに適したわかりやすい文章力も必要です。わかりやすい文章で伝えないとターゲットは理解できず、せっかくの訴求も効果を発揮しません。
たとえば、子どもをターゲットにしている商品なのに、細かい字や堅い文章で書かれたものであったら子どもには伝わりにくいものです。大きい字で難しい表現を避けるような工夫が必要となります。
また、プレゼンテーションの場においても同様です。要点のつかみにくい、ゴチャゴチャしたような提案書では、せっかくの企画も共感を得にくいでしょう。
コミュニケーション能力
企画職にはコミュニケーション能力も必須です。考え方は文章と同じで、伝えたい人に伝わるような話し方やトーン・聞く力は欠かせません。
さらに、企画以外の他の部署や取引先との連携も必要になってくるので、そういった場面でもコミュニケーション能力が必要でしょう。また、企画職は普段からの会話や意見交換も重要な職種のひとつです。
違いを明確にして自分に合った職種を見つけよう!
このように、マーケティング職と企画職は異なる仕事を行う職種です。どちらも求められるゴールは同じで、女性の強みが発揮しやすい職種ですよね。
加えて、企画職やマーケティング職で身につくスキルや経験は、今後のキャリアプランを考えるにあたっても有効です。
この記事を参考に、あなたにピッタリなのはどちらか検討してみるのもいいのではないでしょうか。