「職を点々をしているイメージがつくのでは?」といった考えがよぎり、若いうちに転職することに抵抗を感じるかもしれません。しかし実は、20代での転職にはメリットが多いのです。
この記事では、20代での転職にどんなメリットがあるのか、そして転職する前に必ずやっておくべき3つのポイントについてご紹介します。転職を考えているあなたは、ぜひチェックしてみてください!
- 20代の転職者は、実は武器をたくさん持っている!
- ライフプランを組み直すのには、早い方が良い!
- 若い転職者は、企業側にとってもメリットがたくさん!
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転職するなら20代!?早いうちに決意する、5つのメリットとは?
「せっかく苦労して就職した会社……。まだ経験も積んでいないのに、長く続けなくてはもったいない」と思いますか?しかし、今の会社では続かないと感じる理由があるならば、思い切って早めに転職するが吉!
若い時間を無駄にしないという以外にも、以下のようなメリットがあるのです。
①未経験の業界や職種であっても転職しやすい
30代以上で転職しようとする場合、これまで培ってきたスキルが重視されます。それゆえに、異業種への転職が厳しいのが現状です。同業種に転職するならこれまでの経験を強みにすることができますが、30代以上の転職者が新しいことに挑戦するフィールドが、整っていない企業も多いのです。
その点、20代ではスキルを問わず、ポテンシャルを重視して採用することが多くなっています。そのため、未経験の業界や職種への転職も難しくないのです。のびしろがあると判断され、実際に成長する時間がたくさんあるため、未経験の業界や職種に転職してもキャリアアップが見込めるのです。
②同年代との差が広がる前に動ける!
20代なら、転職先の同年代の社員も、まだまだ成長段階。大きく差を付けられる前にstartすることができるのもメリットです。 管理能力を求められるようになる30代になるまで、時間をかけて仕事のスキルを磨くことができ、同年代の社員たちを追い抜くことも可能!
早いうちに転職すれば、既存の社員たちと肩を並べてキャリアアップを目指すことができます。
③第二新卒として効率よく転職活動できる
新卒採用後3年未満で退社して転職するなら「第二新卒」として転職活動できます。
新卒募集をしてもなかなか社員が集まらなかったりして、20代の若い社員を求めている企業は多くあります。そのため第二新卒はニーズが高いと言われており、効果的に転職活動できるタイミングといえるでしょう。
④新卒と違い、社会人のマナーを身体で覚えている!
若くても、新卒とは違い最低限の社会人マナーは備わっているため、企業にとって一から教育する手間がかからないことは魅力になります。企業にとって、学校を卒業したばかりの新卒社員をマナーの備わった社会人へと教育するには、大きなコストがかかるのです。
社会人としての基本的なマナーがきちんと身についている人材であれば、すぐに仕事内容の指導をすることができるため、企業にとってもメリットといえますね。
⑤以前の会社に染まっていないのも魅力
経験が浅い分、前の会社に染まり切っていないというのも企業側としてはメリットです。
30代以上の転職者だと、同じところで働き続けてきたことで前の会社の考え方が定着しており、教育しにくいと企業側は捉えます。方針を伝えても、以前の会社で培ってきた自身の経験を優先させるのではないかという不安があるのです。
その点20代の転職者は、転職先企業の会社理念などを一から教育しやすいため、有利であると言えます。若い転職者の採用においては、そのスキルや経験よりも、やる気や将来設計を重視されるからです。
転職を決める前に!これだけはやってほしい「5つのこと」
20代の転職はニーズが高いと言われていますが、だからといって簡単に転職できるというわけではありません。転職を成功させるためには、ポイントをおさえて入念に対策することが大切です。
ここでは、転職に際して準備すべきこと、また転職活動のポイントについて、5つの項目にまとめました。
①仕事を続けながら転職活動する
仕事を辞めてから転職活動をした方が、転職活動に多く時間を使えるという考える人もいるかもしれません。しかし、退職後の転職活動には以下のようなリスクが伴なうことを覚えておきましょう。
まず1つめに、メンタル的に追い詰められやすくなるという点があります。退職してから転職活動する場合には、生活費は貯金を切り崩しながら生活していくことになります。20代では貯金額も多くはないため、なかなか転職がうまくいかないと、精神的に追い詰められ「転職活動を早く終わらせたい」という思いが強くなります。そうなれば、妥協しやすくなり、本当に就職したい会社に就職できないおそれもあるのです。
また、仕事を辞めてからの空白期間が長いと、企業からの印象が悪くなってしまうことも挙げられます。仕事をしていない期間が長いと「なかなか決まらないということは何か問題があるのか?」「本当に転職する気があるのか?」と思われることがあります。
仕事を続けながら転職活動をすれば、こうしたリスクを避けることができるでしょう。
②長引かせずに期間を決めて転職活動をする
転職活動が長引くほど、いろいろな会社を受け続ける中で自分の中にある基準や軸がズレやすくなります。「やっぱりあの企業の方が良かったかもしれない」と前に辞退した企業におもいが移ったりして、自分の理想や相性などがわからなくなってしまうのです。
自分の中で、受ける企業の条件を決めておくこと、そして転職活動をする期間を定めておくことは大切です。
③30代以降のライフプランを企業にアピールする
先述のように、20代の転職者に企業が求めるのは「やる気」や「ポテンシャル」です。そのため面接では、どんな仕事がしたいのか、またキャリアプランについて必ず聞かれることになります。
これからのキャリアプランを企業にしっかりPRし、やる気を伝えることは大切です。30代以降のライフプランを含めて企業にアピールする必要があるため、自身の中で明確にしておきましょう。
④未経験の業界や職種にはとくにやる気をアピール!
未経験の職種へ転職したい場合、アピールできる「経験」はほとんどありません。だからこそ、自分の「意欲」を存分にアピールしましょう。その業界の最新の情報など入念に事査しておくことは、やる気を示すことにつながります。
前の仕事でどのくらい意欲的に仕事に取り組んでいたのかアピールすることも、仕事に対する姿勢を知ってもらうためには効果的です。
⑤転職する理由を明確に言えるようにしておく
面接では、転職する理由についても必ず聞かれます。あいまいな答えになってしまうと、「本当にやる気があるのか?」「仕事が続く人なのだろうか?」と思われてしまうので、理由は明確にしておきましょう。
それに加え「自分の将来のためにこういう仕事がしたいから」というように、前向きな理由を伝えることも大切です。この時、前の会社の悪口になってしまうと「視野が狭い」と捉えられるため、注意してくださいね。
まとめ
せっかく苦労して決まった会社を早いうちにやめてしまうのには、気後れする気持ちもあることでしょう。応援してくれていた親や先輩にも、申し訳ない気持ちが生まれるかもしれません。
しかし、あなたの人生はまだまだこれから。将来のことを考えたとき、転職した方が有意義であると確信したなら、行動は早い方が良いでしょう。
転職の際のポイントをしっかりおさえ、豊かな経験を積んで成長していけるよう、すぐにでも動き出しましょう。