お気に入りのカフェでゆったり過ごすのって、心が癒されますよね。
この記事のタイトルにそそられてページを開いてしまったアナタ!確かに「営業職」につくと、勤務時間内でもカフェでまったりする時間をとることができます。そしてそんなカフェタイムでも、なんと給料が発生するのです!
そんな魅力的な部分のある「営業職」ですが、人見知りや口下手で悩んでいる方にとっては、チャレンジするのに少し億劫に感じてしまうかもしれませんね。また「ノルマが物凄い大変なんじゃないか?」などと不安に思うこともあるでしょう。
この記事では、そもそも営業職とはどんな仕事を含むのか、また、なぜカフェでお茶しているときでも給料が発生するのかといった基本についてご紹介します。
「人見知りの私でも営業職につくことができる?」といった不安についても回答していきますので、最後までおつきあいくださいね。
- 営業マンは会社の顔!
- スケジュール管理をする上で、空き時間は必要枠
- 口下手だからこそ!「聞き上手」な営業マンは愛される
Contents
「営業職って、どんな仕事?」初心者にもわかりやすく解説!
「会社」は、その会社ならではの商品、あるいはサービスを作ります。自社の商品を作るだけではなく、他社の商品を扱うこともあるでしょう。もちろんそこで終わりではなく、その商品やサービスをお客様に買っていただき、お金を支払っていただきます。
この自社のサービス・商品をお金に替える手伝いをするのが、営業職。商品・サービスを紹介し、お客様に納得していただき、そしてお金を支払っていただく……こういった一連の流れを行うのが「営業」というお仕事です。
営業職は”自社とお客様の架け橋”とも言える、会社にとって重要なポストです。
また、営業というお仕事はお客様と密接につながっているので、お客様の「ここが困った」「これに手間がかかっている」なんていう話を聞くことができます。こうしたお客様の生の意見はとても貴重で、会社はこうしたユーザーの声を必要としています。この情報があれば、会社はさらにいい商品に改善していくことができるからです。
このように営業職は、物を売るだけでなく、お客様の声を会社にフィードバックすることも求められているのです。
では、実際にどのような流れでお仕事が進むのでしょうか。
①電話などでアポイントメント取り(会う約束を取り付ける)
通常、会社はダイレクトメールやweb、あるいは展示会などさまざまな告知手段を使い、幅広く”お客様候補”を集めます。これを「見込み客の発掘」といいます。
見込み客の発掘のために広報をすると、お客様は商品に興味をもち、問い合わせてきます。こういったお客様は連絡先などの情報がわかることが多いので、こちらから連絡を取るのは難しくありません。お客様に電話をかけるなどしてアポイントメント(会う約束)を取り付けます。
見込み客がなければネットなどから対象となる会社のリストを作り、そこからアプローチをしていきます。
②お客様を訪問
アポイントメントが取れたら、お客様を訪問します。
会社によってマニュアルがあるかもしれませんが、基本的には、お約束の時間の2分ほど前〜ちょうどに訪問するのが良いでしょう。
遅刻はおろか、早すぎるのもタブーです。
③商談
実際に担当者に会います。そこで、その会社のニーズや困っていることを聞き出します。その中で、こちらが提供できるサービス、商品があれば紹介をします。
④提案書、見積書作成
お客様の話をヒアリングした後、さらにこちらから提案できることがあればその資料を作ったりします。お客様がすぐに購入したいというのであれば、見積書を作成します。
⑤契約
これで商品が売れ、会社にお金が入ります。
大まかな流れはこんな感じ。必要に応じて、②〜④を繰り返します。
カフェでお茶する時間も仕事のうち!?スケジュール管理がキモ!
先述したように、営業において、お客様との約束に遅れるのは論外!早すぎるのもタブーです。
では、お客様訪問を2件しなければいけないとしたら、アナタはどのようなことに気をつけますか?
- 訪問する時間の前には早めに到着したい!
- 電車移動の場合、遅延があったら心配……!
- 商談の話が長引くかも?
営業マンは会社の顔。お客様に失礼があっては、会社のイメージダウンに直結します。ですからこのような心配をするのは、社会人として当然といえるでしょう。
以上のようなリスクを回避するためには、必然的に時間に余裕を持たせる必要がでてきます。
例えば、
1件目を訪問して、商談(10分から30分)
↓
2件目の訪問 (15分前に到着)
こんな感じでスケジュールを見立てたとしましょう。1件目の商談が10分程度で終わり、さらに渋滞にも巻き込まれず移動もスムーズにできたとします。
さてこの時間をどうするかというと、そうです、時間調整のためにカフェなんかで待機するわけです。
「前の商談が早く終わったので、早めにきてしまいました!」では、お客様にもご迷惑がかかりますし、都合を押し付けているようで失礼ですよね。
一般的にはこの時間で提案内容を確認したり、あるいはそのあとのスケジュールを管理をしたりします。何もやることがなければ、ぼーっとしていてもいいのです。
不確定な要素が多い「営業」という仕事では、なにかしらのアクシデントが発生するおそれがあります。そのアクシデントに対応できる状況を作り、なおかつお客様との約束の時間に遅れないようにするためには、このようなスケジュールになってしまうのです。
このカフェでの時間は、たまたまスムーズにスケジュールが流れたからこそ生まれた時間。ですから、待機している時間は当然業務に含まれますし、またお茶をしていても何の問題もありません。つまり、その時間にも給料は当然発生するのです。
人見知りのわたしにもできる?「営業職」への不安
こうして自分でスケジュールを調整していく営業職ですが「人見知りする私に営業なんてできる?」なんて思う方も少なくないでしょう。
でも、安心してください!お客様にはいろいろなタイプの人がいます。当然、気の合う話しやすい人もでてきます。営業では、そうした気の合う人にだけ商品を紹介すればいいのです。こんなやり方でも、成り立つのが営業です。
普段、お気に入りの化粧品があれば友達に勧めたりすることはありませんか?営業は基本的に、その感覚でも大丈夫。いい商品だと信じるモノを、気の合う友達におすすめするーー。「商品を何としても売るんだ!」という気迫がお客様に伝わってしまっては、良い雰囲気とは言えませんよね。
また「口下手だから商品の魅力を伝えられないかも」と心配することもあるでしょう。しかし「むしろ口下手のほうが都合がいい」といった考えもできます。
営業職は、一方的に話すことが仕事ではありません。それよりもお客様の話をしっかり聞いて、問題を解決してあげるのが本職です。
ガンガンまくしたてられるように営業を受けたら、かえって買う気が失せませんか?それよりも、こちらが困っていることに対して適切にアドバイスしてくれる営業マンから買いたいと感じるのではないでしょうか。
目的を「売ること」から「お客様のニーズに応えること」にシフトすると、案外「営業」という職種に足を踏み入れやすくなるかもしれませんね。
まとめ
会社の顔である営業マン。「絶対にヘマはできない!」なんて肩肘張る必要はありません。時間にルーズであることは許容できませんが、モノを売る相手だって人間です。アナタの人間性を売ることができれば、自然と結果につながっていく職種とえるでしょう。
また、営業職は「未経験者大歓迎!」も多い業種。まずは体験してみて、人とのつながりを楽しんでみましょう。「意外と自分に合ってるんじゃない?」なんて結果になるかもしれませんよ。