マンダラート(マンダラチャート)とは、大谷翔平選手が高校時代に使ったとして有名な目標達成のフレームワークです。活用によって、「以前諦めてしまった」「絶対実現したい」そんな目標が達成できるかもしれません。
とはいえ、「マンダラート(マンダラチャート)って何?」という方も多いでしょう。
- マンダラート(マンダラチャート)とは?
- マンダラート(マンダラチャート)の メリットは?
- 【事例つき】マンダラート(マンダラチャート)の作り方
この3つの観点からわかりやすく解説します。
- マンダラート(マンダラチャート)とは、目標達成に必要なタスクや思考を見える化するフレームワーク
- マンダラート(マンダラチャート)を使うと、目標達成に必要な行動が分かる
- マンダラート(マンダラチャート)の内容が浮かばないときの対処法は、 「ひとまず81マスを埋める」「中心の内容を変更」「空欄にする」
Contents
マンダラート(マンダラチャート)って一体どんなもの?
マンダラート(マンダラチャート)とは、マスからなる枠組みを用いて、目標達成に必要なタスクや思考を可視化し、整理していくフレームワークです。
マンダラート(マンダラチャート)の多くは「3マス×3マスの9マス」か「9マス×9マスの81マス」で構成されています。
マンダラート(マンダラチャート)ってどう役立つの?メリットを紹介
マンダラート(マンダラチャート) はどう役立つのでしょう。メリットをいくつか紹介していきます。
アイデアを確実な形にする、アイデアが立ち消えしない
アイデアが浮かんでメモを取っても、そのまま「メモ」で終わってしまう場合も。マンダラート(マンダラチャート)は、アイデアを形にしたりアイデアの量自体を増やしたりしてくれます。
目標に必要な事柄が「見える」
目標を立てても、「何をすればいいか」考えるのが億劫で実現に向けた行動が伴わない場合も。マンダラート(マンダラチャート)を使えば、目標達成に必要な事柄が見える化します。
「逆算」で目標達成が早まる
見える化した事柄に、「いつまでに」「いつやるか」といった期日や時間を設定すれば、無駄なく目標達成に向けて進められるでしょう。
自己流よりも効率がいい!
自己流でもできなくはありません。しかし成功者が存在する、使いやすくわかりやすいといったマンダラート(マンダラチャート)を利用すれば、効率よく進められるのです。
【仕事と育児の両立と自分磨きの事例つき】マンダラート(マンダラチャート)をつくってみよう!
マンダラート(マンダラチャート)がどんなものなのか、メリットは何か分かったところで、早速トライしてみましょう。ここでは、「9マス×9マスの81マス」で進めていきます。
①目標やテーマの設定
まず、3×3の9マスを書き、その中心に目標やテーマを記載します。これは、マンダラート(マンダラチャート)の要となるのです。
たとえば、
1.仕事と育児の両立
2.自分磨き
など。ここからは、これらを例に進めていきます。
②テーマと紐付く言葉を書く
まず、テーマを書いた中心にある1マス周辺の8マスに、テーマと紐付く言葉を書きましょう。とはいえすぐに内容を決められない場合も。まずは、マスに盛り込みたい内容を書き出して、そこから絞るとよいでしょう。
事例①仕事と育児の両立
たとえば、仕事と育児の両立の場合だと、下記ような内容ですね。
- 仕事
- 家庭(育児)
- 健康やメンタル
- お金
- 趣味
- 学び
- 人間性
- 社会
- 遊び
- コミュニケーション
ここから内容をまとめたり絞ったりします。
事例②自分磨き
同様に、自分磨きの場合だと下記ような内容です。
- 健康
- お金
- メンタル
- カラダづくり
- ファッション
- メイク
- 情報知識
- 美肌
- 恋愛
- 人柄や人間性
こちらも内容をまとめたり絞ったりします。
③中心を取り巻く8マスの言葉から次の内容を展開
続いて、8マスに書かれた言葉に紐付く言葉を書いていきます。かみ砕くと、8マスがそれぞれ次のマンダラート(マンダラチャート)の中心となるのですね。
- 中心1マスから派生する言葉を8マスに記載
- できた8マスの内容それぞれを別の9マスの中心に据える
- 別の9マスにて①を行う
- すると、9×9の81マスでマンダラート(マンダラチャート)ができあがる
事例をもとに8マスの言葉から、次の内容を展開していくと、このようになります。
事例①仕事と育児の両立
仕事と育児の両立の内容を展開すると以下のようになります。
- 仕事:時間の効率化や課題を見つける姿勢を忘れないなど
- 家庭(育児):子供と過ごす時間を増やす、親孝行をするなど
- 健康やメンタル:食事をしっかり取るなど
- お金:定期的に貯金する、投資について学ぶなど
- 趣味:映画を見る、ママ友とランチに行くなど
- 学び:気になった本を読む、ノートにまとめてみるなど
- 人間性:お礼を欠かさない、先回りしてサポートなど
- 社会:地域の会に顔を出して手伝いをするなど
事例②自分磨き
同様に自分磨きのケースだと以下の通りです。
- 健康やメンタル:夜更かしを控える、早く眠るなど
- お金:何にどれだけ使うかもしっかり決めるなど
- カラダづくり:週1回はジムに通うなど
- ファッション:自分がきれいに見えるカッティングを知る、持っているものを着回す組み合わせを考えるなど
- メイク:苦手なメイクをビューティーアドバイザーから教わるなど
- 情報や知識:旬の情報がわかるアプリをインストールするなど
- 美肌:食事に気をつける、今の肌に合うお手入れを理解するなど
- 人柄や人間性:思いやりの心を忘れない、挨拶はきちんとするなど
④書かれた内容のうち重要な言葉を把握
81マスの内容が出来上がったら、一度眺めて、「最も重要な言葉は何か」考えてみましょう。多くの内容を書き出し、見える化できても、一気にすべてを進めるのは難しいです。
- 必ずやる、最低限やる
- できればやる
- 余裕ができたらやる
このように、ある程度優先順位をつけると、「どれもできなかった」という状況を防げますし、「最低これを進めればいい」となって、気持ちに余裕も生まれます。
事例①仕事と育児の両立
「人間性は最重要で、次に重要なのは、仕事と家庭(育児)かな。でも仕事と家庭(育児)を支えるのは、健康やメンタルそしてお金だから、これも重要だよね。」
事例②自分磨き
「人間性は最重要で、次に重要なのは、お金と情報や知識。カラダづくりもファッションもメイクもお金がかかるし、できれば決められた予算の中で賢く進めたい!」
⑤優先順位にしたがって取り組みを始める
最後は取り組みです。④でつけた優先順位をもとに、早速取り組んでいきましょう。マンダラート(マンダラチャート)のおかげで「今、何をすればいいのか」分かっていますから、行動しやすくなります。焦らず一つずつじっくり進めていきましょう。
マンダラート(マンダラチャート)に書く内容が浮かばない!どうしたらいい?
意外と多いのが「マンダラート(マンダラチャート)に書く内容が浮かばない」という問題。こんなときどうしたらよいのでしょう。
①まずは、81マスへの記入を頑張ってみる
まず、書ける内容はないか考えてみましょう。これを言い換えると、「内容が浮かばなくても考えていく=テーマに沿った事柄を考え抜く」でもあります。実は、この思考する作業が重要なのです。
また、「ひとまず81マスを埋める」作業に没頭すれば、思いつかなかったアイデアが導き出される場合も。まずは諦めず、81マスへの記入を頑張ってみましょう。
②中心の内容を変更する
それでもダメなときはテーマを変えてみましょう。実は、流行っている内容をテーマにしたが「本当に自分のしたい事柄」ではなくて言葉が出ない……といった状況もあるのです。
うまく言葉が出てこない場合は「自分がやりたいテーマなのか」「自分が実現したい内容なのか」などを今一度考えてみるとよいですね。そして再度マンダラート(マンダラチャート)をつくっていきましょう。
③空欄にする
ここまで試したけれどそれでも浮かばない……そんなときは「空欄」にしてみてください。
考え抜くいたり、浮かびやすいようメインテーマを変えたりしても、言葉が浮かばない状況もあります。たとえば、「今できるお金に関する手段は7個だけ」とできる手段の数が限られてしまう場合など、要素が欲しい数どおりにならない場合もあります。
マンダラート(マンダラチャート)で目標達成して素敵な女性に!
「テーマがはっきりし、マスに言葉を書いたら後は行動するだけ」。目標達成においてこれほど心強いツールはないでしょう。マンダラート(マンダラチャート)を活用して、「以前諦めてしまった」「絶対実現したい」そんな目標を達成してみませんか?