新たな環境で精一杯頑張ろうと期待に胸を膨らませて職業を変えて新たな職場に着任してからというもの、なんだか体調が悪いと感じる人も最近は増えています。
実は、最も転職後に体調不良が起こりやすいのが転職してから1ヶ月から3ヶ月くらいの間。
ここで起こる体調不良の対処法や向き合い方についてここではご紹介していきます。
- 無理をしすぎるとなかなか結果もついてこず、それがさらに悪循環で体調不良に陥ってしまうこともある
- 体調不良には社内でのコミュニケーションコストを下げることが有効
- 可能ならオフに行われる社内イベントに参加するのもアリ
Contents
転職からの体調不良・その原因は

転職してから体調不良を感じることが多いというのは、どこの業界でもよく聞かれます。
実際にそのようなご相談をいただくことも最近は増えてきました。転職後に感じる体調不良の原因はどのようなものがあるのでしょうか。
結論としては、体調不良が続いている中で新たな環境に体が順応することができず、さらに新しい仕事での忙しさのために体調不良を放置してしまうのが原因というケースも多く見られます。
基本的に体調不良を放置して仕事をガンガン詰め込むのは、気持ちは分かるのですがNGです。
まず自分がどのような状態になっているか、そしてどうして体調不良になっているのかをじっくり考えましょう。
そんな時間もない、という人もここはまず自分のために時間を使うようにしたいところです。
コミュニケーション
まず新たな環境における独特のコミュニケーションや様々のルールに順応することができず、疲弊している可能性があります。
新しい環境に身を置くとしばらくの間は気を張ったりしますので何とか体が持っているのですが、コミュニケーションの不全は基本的に大きなストレスとなります。
そのため転職してしばらく経ってから、一気に力が抜けて体調不良を起こしてしまうケースもあるでしょう。
社内の人間関係
どのような事情やポジションで着任したかにもよりますが、最初からいきなり社内の人間関係が極めて良好というケースはかなり稀と言えるでしょう。
つまり、着任してからしばらくの間は、お互いに探りあいの時期ということもありますから、社内の人間関係が多少なりギスギスすることはあるのではないでしょうか。
このような状態が続いていると、表面上は問題がなくとも、やはり体にとってはしんどいもので体調不良の原因となることがあります。
こちらについても出来る限り早めに社内の風通しを良くしたり人間関係を改善できるようなアクションを取っていく必要があります。
とはいえ、任当初はバタバタしており、また様々な人の心の動き方もありますので、難しいという印象があります。
仕事の適性
転職先でも、基本的には前と似た仕事をしているというケースが多いのではないでしょうか。
しかし、そもそものその仕事の適性は、あなたにとって完璧にマッチしているものかどうか、今一度いい時期ですから確認してみるというのも良いのではないでしょうか。
- あなたが本当に得意としていることは何なのか
- あなたが苦手としていることは何なのか
- 現在の業務ではどのくらいのバランスで得意なことと不得意なことがあるのか
このようなことを確認しておく必要がありそうです。
ストレスになることばかりを続けていると、必ず体調不良の原因になるというのは昔から多くの人々に言われてきたことでもあります。
もちろん、状況が許さないというケースもあるでしょうが、仕事の適性がどうなのか?という部分を押さえておくだけでも、体調不良の原因を突き止めるのに大きく役に立ちます。
焦りすぎ
転職してしばらくは、新たな環境にキャッチアップしていくものです。
早く周りの人に追いつかなければならないと、スキルを詰め込もうとしたり様々のルールを覚えようとしたり、とにかく空回りしがちなケースが見られます。
とにかく自分のキャパシティを超えるような業務の詰め込み方をして無理をしてしまうのが「転職あるある」というやつです。
しかし単純に無理をしすぎるとなかなか結果もついてこず、それがさらに悪循環で体調不良に陥ってしまうこともあるでしょう。
まずは自分の体を職場に慣れさせるということを念頭において、作業をしたり、スキルを吸収したり、また社内のコミュニケーション関係を醸成していくといった働き方も重要でしょう。
体調不良を放っておくとどうなる?

体調不良を放っておくのは、おすすめしません。なぜなら、そうなると多くの場合、一生ものの病になってしまう可能性があります。
病気と長く付き合っていくという言葉がある通り、一度大きな体の変調をきたしてしまうとそれが向こう数十年にもわたって継続するというのはよくある話です。
すでに明らかに体調がどこかおかしいと感じている場合は一度専門家に見てもらうというのも一つの選択肢でしょう。
例えば、体が何かおかしいぞと感じていて、それでも新しい職場に着任した直後だからと無視していたところ、悪性の腫瘍が見つかったというケースは昔からよく聞かれます。
第二新卒は避けたい!早期退職の回避策は?

体調不良がひどいからといって仕事はまだ辞めたくない、という方も多くいらっしゃるでしょう。特に第二新卒は避けたいというケースもあるのではないでしょうか。
そこでここでは、そんな方に対処法を伝授いたします。
暗黙のルールを把握していく
まずは、社内の暗黙のルールを把握しましょう。多くの場合明文化されていない独自の文化やルールというものがどこの企業コミュニティにも存在します。
これは、明文化されていないためなかなかキャッチアップしづらいものがありますが、まず把握するという努力を行いましょう。
積極的にコミュニケーションをとる
人間誰しも、積極的にコミュニケーションを取ろうとする人間をいきなり「むげ」にすることはできないもの。
挨拶やちょっとした会話ができるだけでも、相手とのコミュニケーションコストはどんどん下がっていくことでしょう。
わからないことは恥ずかしがらず聞く
分からないことがストレスになるのは昔からよく聞かれる話です。
聞くは一時の恥・聞かぬは一生の恥とはよく言ったもので、分からないことはまず誰かに聞いて解決することが優先です。
職場の人間関係を把握する
職場の人間関係はまず把握しておいて損はありません。
そして、職場の人間関係が見えてくると「触らぬ神に祟りなし」といったもので、自分のストレスの原因となりそうな人物が出てくるケースもあるでしょう。
君子危うきに近寄らず、職場の人間関係を把握するのもストレスフリーな着任の一つの裏技です。
頼れる人を見つける
社内で誰に頼ったら良いのか、これを見つけるのも着任当初のミッションの一つです。
頼れる人を見つけることにより、あなたの「やりやすさ」は大きく変わってくることでしょう。
職場のイベントに参加する
職場のイベントに参加するのは業務なのか?という方も最近は増えてきました。
しかし、やはり円滑な人間関係を築きたいと考えるのであれば、オフの際に行われるイベントに参加してみるのも選択肢のひとつとしては考えられます。
少し面倒だと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、全く参加しないというよりは少し参加しておいた方が相手とのコミュニケーションコストは下がることでしょう。
まとめ

転職してからしばらくの間発生する体調不良の対処法、これはまず自分の体に嘘をつかないのが最も重要なことと言えるのではないでしょうか。
加えてコミュニケーション・人間関係は大きなストレスを及ぼす要因となります。
こういったストレスの要因を一つ一つ認識して排除していくことにより、体調不良との向き合い方が見えてくるのではないでしょうか。