これまで会社に通勤していたものの、現在は在宅ワーク・テレワークが中心となっている方が増えてきています。
特に初めてのテレワークとなると、ウエブカメラの設置に四苦八苦したり、仕事環境が変わり仕事がしづらいというケースもまた多いことと思います。そこで、この記事では在宅ワーク・テレワークを少しでも快適に過ごす方法をお送りします。
- 在宅ワークは長期に渡って続く可能性アリ
- 在宅ワークは環境づくりが成功の秘訣
- 最初から体制づくりを意識しておく
Contents
在宅ワーク・自宅勤務はストレスの温床!?
新型コロナウイルスの影響で在宅ワークや自宅勤務・テレワークなどと呼ばれる、とにかく会社のオフィスではなく自宅や自分のパーソナルスペースで仕事をする方が急増中です。
もともと在宅勤務や自宅勤務の方であれば、それなりに在宅勤務の仕方やスタイルが身についているもの。長らく会社のオフィスで勤務をしていた方や外回りが中心だった方などは何かとストレスに感じていることもあるのではないでしょうか。
在宅勤務・テレワークが始まった直後は「自宅に居ながらにして仕事ができるなんて最高!」と思っていたかもしれません。とはいえ、これが2ヶ月も続くと、ストレスがじわじわと身体を蝕み始めることもあるのではないでしょうか。
オフィスは基本的に仕事をする場所として仕事に集中できる環境が揃っているわけですが、自宅はあくまでもくつろいだり休んだりするための環境です。
また、自宅に家族や同居人がいると生活音が気になり仕事に集中できないなど、家族と衝突を起こすことも少なくありません。
このように自宅勤務は自宅で働かなくてはならなくなってしまった人に加えて、自宅勤務で家族が日中いるようになってしまったご家族の方、両方にストレスがかかる可能性があります。
これは、日常ではない状態が長く続いてしまっていることに加えて「仕事をするために作られているわけではない環境」に「仕事をしなければならない人がいる」ということも重なり、双方にとってストレスが発生しやすい環境であると言えます。
在宅ワークの増加はまだまだ続く?
残念ながら、在宅ワーカーの増加はまだまだ続くでしょう。なぜなら、新型コロナウイルスが4月の段階でまだまだ収束の目を見ておらず、今後ますます感染者数も増えていくことが懸念されるからです。
その他、経済的な打撃で勤務先がオフィスの賃料を支払えなくなるなど経営が悪化した際には、各社員がテレワークや在宅勤務で仕事をしなければならなくなる可能性もあります。
さらに、外出自粛要請や緊急事態宣言が長引くようであれば、オフィスに出勤すること自体がナンセンスだという風潮も高まるでしょう。
在宅ワークを快適にするためには?
それではここで、一つの疑問が生まれます。在宅ワークを快適にするためには何ができるか?ということです。
今回はフリーランスという形で以前から在宅勤務に慣れ親しんでいる数名の方々にお話を伺ってみました。
すると、多くのフリーランスが実践している在宅ワークを快適にするための共通項がいくつか見えてきました。ここではそのいくつかのポイントをご紹介してみます。
家族との向き合い方は?
まず、在宅ワークで気にしなければならないのが同居している家族の存在です。家族との向き合い方は、在宅ワークやテレワークにおいて必ず対処しなければならないことでもあります。
在宅ワークやテレワークといった勤務形態が長い方であれば家族からの了承や理解もとれていますが、長いことオフィスワーカーでいきなり在宅ワークに切り替わった方はなかなかご家族の理解や応援が得られないケースもあります。
また、普段よりも家族と過ごす時間が増えると、ご本人がご家族とどのように向き合っていけば良いかも分からないという方が多いのではないでしょうか。
家族と向き合うには、まず仕事中は仕事をしている状態であると認識してもらう必要があります。
特に小さいお子さんがいる場合などは「仕事中は話しかけないで」「仕事部屋には入らないで」など、いくつかのルールを設けておきましょう。
そして在宅勤務の方からご家族に向けたケアももちろん必要です。
ご家族も普段とは異なるライフスタイルに変わり色々とご苦労をされていることを忘れてはなりません。
とりわけ在宅勤務のあなたこそが、平日日中のご自宅にいるイレギュラーな存在であるというくらいの気持ちで家族に接するようにしましょう。
仕事環境を整備しよう
何事もできることには限りがあります。しかし、やらないよりはやった方が良いです。快適なテレワークのために、まずは自宅の仕事環境を整備しましょう。
例えば仕事をするスペースを決めて、そのスペース以外では仕事をしないなど、自宅での仕事場所を決める段階から工夫ができます。
他にも本格的にコンピューターや機材を揃えて仕事をするのであれば、仕事部屋もしくは仕事スペースにきちんとデスクやチェア、仕事で使うような電卓やメモ帳などの事務用品は手元に置いておいたほうが懸命です。
オフィスのデスク周りを再現するという方法もあります。
仮に仕事スペースを整えずに仕事を始めると、仕事道具を探したり用意しなければいなくなり、これらの時間は日常業務の中で大きなロスに繋がります。
これは在宅ワークでストレスがかかりやすいタイミングですから、ストレスフリーに仕事ができるような環境整備がまず急務です。
空気の入れ替えも忘れずに
在宅ワークで最も忘れてはならないことがあります。空気の入れ替えです。
例えば狭い空間で集中して作業をしていると、どうしても酸素濃度が低下する恐れがあります。酸素濃度の低下はよほどのことがない限りすぐに健康被害を出すことはありません。
しかし、酸素濃度が低下することによって仕事の能率は下がります。酸素濃度をある程度の基準で保つためには空気の入れ替えや換気が重要です。
「空気が悪くなる」と一般的に表現しますが、文字通り空気が悪くなると家族との関係性も悪くなり、また効率も悪くなるなど良いことが何もありません。
そのため、少なくとも1時間に1回、可能であれば30分に1回程度は窓を開けたりして空気の入れ替えを行いましょう。リフレッシュにもなり一石二鳥です。
自宅勤務でも安心な体制構築を
自宅勤務のプロフェッショナルであるフリーランスの方々やデザイナーさんなどの在宅勤務がメインとなる方々にお話を伺った結果、上記のようなポイントが最もテレワークや在宅ワークを快適にしてくれることがわかりました。
自宅勤務が長丁場になる可能性は、現段階で残念ながら否定することができません。
緊急事態宣言の延長が決まればそれだけ在宅勤務が長くなる可能性もあります。
また、新型コロナウイルスの感染状況等によっては今後数ヶ月から半年程度のスパンで在宅勤務や自宅勤務が続いてしまう可能性もあるわけです。
そのため、最初からある程度の長丁場になっても問題ないように安心な仕事体制の構築を行っていきましょう。
在宅勤務の中でストレスになるような要素はリストにしてトラブルシューティングをしていくというのもまたおすすめです。
まとめ
新型コロナウイルス感染症の影響で、全世界的に在宅ワークやテレワークになる方が増えてきています。
現代はインターネットの発達ストレスなく仕事やデータのやり取りが可能となりましたが、それぞれの作業環境についてはご自身で体制を整えていかなくてはなりません。
今回ご紹介したような方法をもとに、長期間でもある程度快適に仕事ができる環境づくりを行っていきましょう。
また在宅ワークで感じたストレスは上手に流せるように環境づくりを行うことも重要です。
職場にこういった環境整備や在宅ワークに詳しい方がいらっしゃれば、そういった方から知見を得るというのも一つの選択肢です。