女性の仕事で人気のエステティシャン。最近では、男性でもエステに通う人が増えており、ますます需要が増えている仕事の一つでしょう。
その需要とともに、エステティシャンの仕事は実際のエステ施術以外にも、多種多様になっています。
たとえば、この記事をご覧の皆さんは、こんなことを考えているかもしれませんね。
- 実際のエステティシャンってどんな仕事をしているの?
- エステティシャンのいいところや大変なことは何?
- エステティシャンは独立しやすいって聞いたけど本当?
そこで今回は、そんな疑問や不安を解消するべく、エステティシャンの仕事の種類や大変なことメリットについて解説していきます!
詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね!
- エステティシャンは身体と心の美を実現する仕事
- それなりに体力が必要な仕事
- エステティシャンは独立しやすい
Contents
エステティシャンってどんな仕事?
エステティシャンの仕事を一言で言うと「ボディケア」や「脱毛」・「フェイシャル」などの施術を行い、お客様の外見をより美しくして悩みを解決する仕事です。
つまり、お客様の全身の「美」の追求とともに、心地よさや安らぎ・満足感といった目に見えない部分も提供する仕事なのです。まさにエステティシャンは、身体と心を美しくするプロフェッショナルと言えます。
また、エステティシャンの仕事は実際のエステを行うだけではなく、他にも様々な業務が必要になってきます。
例としては以下の通りです。
- カウンセリング
- 営業販売
- サロンワーク
- アフターフォロー
- 自分自身の魅力を高める
こちらはひとつずつ解説します!
カウンセリング
エステティシャンの仕事にとって、最も大切なのはこのカウンセリングです。カウンセリングによって、お客様のニーズ困りごとといった部分をしっかり聞き出すことで、どのような体の状態にあるのかを把握することが第一歩です。
また、カウンセリングをする時には、お客様がリラックスできる雰囲気づくりも重要です。
先ほどお伝えしたように、エステティシャンは身体と心を美しくするプロフェッショナル。会話や雰囲気を通じ身体だけではなく、心もリラックスできる環境づくりも必要とされます。
営業販売
エステティシャンの仕事の一つとして営業販売の仕事もあります。
ほとんどの場合は、お客様に合ったホームケア化粧品の提案や販売を行い、必要であればその他の施術についてもオススメすることも。
サロンによって何を提案するかは異なりますが、根底にあるのはお客様の満足とケアの継続です。
商品やサービスがどんなものかといった部分は把握しておくべきなので、そういった知識は日々勉強していく必要もあります。
サロンワーク
サロンワークとは、お客様を迎える環境を整えることです。
サロンワークでは、サロン内の掃除や使用するリネン類の洗濯、器具の準備・点検と、実際にエステを行うために必要な準備を行うのです。
また先ほど説明した、営業販売で提案する商品の在庫切れがないように、定期的なチェックや管理もサロンワークに含まれています。
アフターフォロー
カウンセリングと同じくらい、アフターフォローも重要です。
アフターフォローを行うことで、継続してサロンに通ってもらえたり、良い口コミを広めてくれたりといった部分につながることも多くなります。
具体的には、キャンペーンやイベントの案内・購入してもらった商品の感想を確認など、来店時以外のお客様対応がアフターフォローです。
顧客のニーズの多様化に合わせた、さまざまなサービスを紹介できる貴重な機会の一つであり、リピーターを掴むためにも大切な仕事と言えるでしょう。
自分自身の魅力を高める
このようにエステに関係する業務は多くありますが、忘れてはいけないのが自分自身の魅力を高めることです。
一般的にエステは華やかなイメージがあり、そこで働く人にも同様に華やかなイメージを持ってお客様は来店するもの。
華やかなイメージを持ってもらうために、以下のような心がけをしておくと良いでしょう。
- 生活習慣を整える
- 美容に関する知識が豊富
- 体力づくりをする
もしエステティシャンが、不摂生を原因とした肌荒れが多かったり、知識がなかったり、いつも疲れていたりしたらお客様は不安になります。
やはり、エステティシャンがキレイな方が、そのエステに対する信頼も増すというもの。
美を提供するエステという場所にふさわしいように、エステティシャン自身が自分磨きを怠らないのも大切な仕事の一つです
エステティシャンになって良いことは?
ここでは、エステティシャンになって感じる良いことを3つ紹介していきます。
- 自分自身もキレイになる
- 高収入を目指しやすい
- 経験を積んだら独立も目指せる
このようなメリットがあり、せっかくエステティシャンになるのなら、存分に活用したいところですよね。
ひとつずつ解説していきます!
自分自身もキレイになる
先ほどお伝えしたように、エステティシャン自身も自分磨きを怠らないようにする必要があります。
やはり、キレイなエステティシャンの方がエステに対する信頼も増し、実際にその部分を重要視している企業もあります。
たとえば、スタッフの一人ひとりの美の追求のためや商品やサービスを深く知るために、社割でエステを受けられる場合も。
このようなことから、自分自身もキレイにしているための努力を怠らないエステティシャンが多いのかもしれませんね。
高収入を目指しやすい
エステティシャンは、努力をしていけば高収入を得やすい仕事でもあります。
もちろん最初は20万に満たないこともありますが、歩合制を取り入れていることも多く指名数を増やしていけば給料もアップしていきます。
さらに、給料をアップしながら経験を重ねていけば、有名人の御用達エステティシャンになることも夢ではなく、グッと高収入に近づくことも可能です。
経験を積んだら独立も目指せる
エステティシャンとしての経験を積んでいけば、独立も目指すことができます。独立をすれば、年齢に関係なく長く活躍することも十分できるでしょう。
とはいえ、独立はやはり大変なもの。
独立するまでには下積みが必要ですし、現場経験や人脈・知名度といった部分を広げていく努力は必要です。
また、現在では多くのサロンが「独立支援制度」を設けており、たくさんのサポートを行ってくれます。
こういった制度を利用して独立に必要なものを身につけつつ、仕事をしていくと近道になるかもしれません。
いずれにせよ、エステティシャンという仕事は腕一本でできるという強みを持った仕事でもあります。
エステティシャンになって大変なことは?
非常に華やかでデメリットが少なそうなエステティシャンですが、やはり大変なことも多いようです。
ここからは、エステティシャンになったら大変なことの例として、以下の3つを紹介していきます。
- クレームを受けやすい
- 重労働になることも多い
- 人間関係に悩むこともある
もちろん、これに当てはまらない場合も多くありますが、ひとつの参考にしてみてくださいね。
クレーム
エステティシャンはクレームを受けやすい仕事でもあります。
お客様はそれなりの金額を払い、施術中はエステティシャンとの距離が近いので、普段よりも些細なことが気になる場合も。
たとえば、ちょっとした言葉遣いや力の入れ方などがクレームの発生につながることもあります。
エステティシャンの50%はクレームを受けたことがあるとのデータも出ており、その場合の対応方法や未然に防ぐ努力は必要です。
重労働になりやすい
サロンでは、キャンペーンの実施や特典を設けて集客率を上げる施策をとることがあります。キャンペーンの実施や特典を設けると集客率が高くなり、同時に回転率も上がります。
そうなるとスタッフの負担も大きくなり、一日中立ちっぱなしになることも珍しくありません。
また、施術内容によっては特に体力を必要とする場合もあり、日々の体力づくりも仕事と並行して行う必要があるでしょう。
人間関係に悩むこともある
仕事柄エステティシャンは女性が多くなりやすい職場で、女性ならではの人間関係に悩むことも。
もちろん、そうではないサロンが多いのですがいわゆる「いびり」や「いじめ」言ったことも一部のサロンではあるそうです
そういった部分がストレスになって、やめてしまう方も多くいる業界でもあります。
やはり、普段からのコミュニケーションをしっかりとって、お客様と同じように同僚を理解する努力も必要でしょう。
エステティシャンの退職理由ってなにがあるの?
上記の通り、エステティシャンには大変なことも多いようです。
ここからは少し視点を変えて、エステティシャンの退職理由の主なものを説明していきます。
- 腰や肩の痛み
- 家庭の事情
- 仕事が窮屈になった
- キャリアアップ
腰や肩の痛み
エステティシャンは立ちっぱなしが多く、実際の施術の場合は前かがみになって行うことも多いものです。
そうなるとやはり、腰や背中への負担も大きくなってしまい、腱鞘炎になってしまうことも。
筋肉痛や多少の痛みであれば我慢もできるかもしれませんが、腱鞘炎にもなると我慢をして仕事を続けるのは困難ですよね。
そうなる前に、セルフケアを行う・重症になる前に病院に行くといった自己防衛は必要そうです。
家庭の事情
結婚や出産を機に、エステティシャンを一時的にやめる場合もあります。
たとえば、よりよい子育て環境を求めて引っ越しをしたり旦那さんが転勤になったりといった理由です。
また、身内の病気や親の介護などのやめざるを得ない事情もありますよね。
ただ、エステティシャンは技術職のため、ほかの職種よりは多少再就職がしやすい仕事でもあります。
仕事が窮屈になった
仕事が非常に窮屈に感じてしまい、退職してしまうエステティシャンもいます。
先ほどお伝えした人間関係もそうですが、お店によっては営業ノルマが課せられる場合もありそれが重荷となってしまうこともあるようです。
たとえば、アフターケア用品・化粧品などの「物品販売」や「お客様の契約ノルマ」といったものもあります。
お客様からすれば、施術を目的としているエステで押し売りのようなことをされても、なかなか購入しないもの。
ノルマがクリアできないと自分で買い取ることもあり、それに嫌気がさしてやめてしまうエステティシャンもいるようです。
キャリアアップ
再就職のしやすさや独立のしやすさによって、キャリアアップを目的にサロンを辞めるエステティシャンも多くいます。
やはり、技術職のエステティシャンは転職や独立がしやすいのです。
勤務先のエステでしっかりした技術や知識をまず身につけておき、その後は自分が望むようなキャリアを求めて退職する場合も多いようです。
自分のスキルを活かし、理想のキャリアを求めて退職する。
このような前向きな退職理由が多くあるのも、エステティシャンの特徴のひとつと言えるでしょう。
エステティシャンは独立できるスキルが身につく!
このように、エステティシャンは男女問わず身体と心の美容を叶える仕事です。
大変なことはもちろんありますが、年齢関係なく活躍できる点は非常に魅力的ですよね。
独立支援をしているサロンもあり、あなたにとって理想の働き方を叶える職業の一つかもしれません。
この記事を参考に、エステティシャンをキャリアの選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。