ほとんどの会社で行われるイベントの一つとして飲み会があります。
しかし、この飲み会へ積極的に参加したいという方も多くはないようです。
たとえば、この記事をご覧の皆さんはこのようなことを考えているかもしれませんね。
- とにかく職場の飲み会にいきたくない!
- そもそも職場の飲み会って意味があるの?
- 職場の飲み会を断るいい理由はないかな?
そこで今回は、職場の飲み会に参加するメリットや断り方など詳しく解説していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 飲み会の目的はコニュニケーション
- 飲み会に意味がないと感じている人も多い
- 断る理由は周りを不快にさせないものを考えよう
Contents
そもそも職場の飲み会の目的って?

飲み会に行きたくないと頑なに拒否をする前に、そもそもの飲み会の目的考えてみましょう。
「飲みニケーション」という言葉があるくらいなので、飲み会の主な目的はコミュニケーションをとることです。
そして、そのコミュニケーションによって、職場での人間関係の構築や仕事をスムーズに勧められるようになることが目的と言えます。
職場での飲み会には、歓迎会やお別れ会といったような「テーマ」があるものも多く
なっています。
しかし、いずれにせよ「コミュニケーションを取る」という目的を明確にしておけば、飲み会自体は行う意味があると言えそうです。
職場の飲み会にはメリットもある

上記のようなしっかりとした目的があるのなら、職場の飲み会にもメリットがあります。
考えられるのは以下のようなメリットでしょうか。
- 上層部とのコミュニケーションが取れる
- 普段関わりの薄い方とコミュニケーションが取れる
- ここだけの話を聞けることもある
ひとつずつ紹介します。
上層部とのコミュニケーションが取れる
それなりに規模の大きい飲み会であれば、経営層や部長職などの方とコミュニケーションがとれることもあります。
もちろんお酒の席だからといって、そういった方々に会社の不満や批判を全てぶつけてしまうのは考えものです。
とはいえ、意外と現場の意見や一般職の意見を上層部が知りたいと思っていることもあります。
もし、その意見が受け入れられれば、会社の制度が変わるきっかけになることもあるでしょう。これはやはり大きなチャンスとも考えられます。
普段関わりの薄い方とコミュニケーションが取れる
上層部と同様に、普段関わりの薄い方とのコミュニケーションを図る機会にもなります。
このような機会は、複数の部署がある企業であれば良い機会になるでしょう。
普段仕事をしていても、自分と関係のある部署というのは限られているものです。
飲み会という場を使って、普段とは違う視点で会社の業務を見てみるというのも大切な考え方のひとつです。
ここだけの話を聞けることもある
飲み会の場だと、上司から「ここだけの話」を聞けることもあります。
もちろん、重要な話であればコンプライアンスの面が関わってくるため、聞き出すのは難しいこともあるでしょう。
しかし、意外にも会社での決定事項は、そのヒントを飲み会の場で得ることも少なくありません。
「実は〇〇というプロジェクトがあって…」のように、参加を打診されることも考えられます。
職場の飲み会が苦痛な原因は?

飲み会の目的である「コミュニケーションを取る」という部分は納得していながら、それでも職場の飲み会が苦痛という方も多いようです。
では、苦痛な飲み会はどんなものかと考えてみると以下のような理由があります。
- 上司のための飲み会になっている
- 帰りたいのに帰れない
- 時間がもったいない
最近では減っているかもしれませんが「上司のための飲み会」は未だにあるケースのひとつ。
若い女性社員が男性上司の隣に強制的に座らされ、お酌や料理を取り分けさせられるといった飲み会です。
ほとんど接待と変わらないような対応を求められることもあるので、それを苦痛に感じるのも納得できます。
そうではなくても、2時間で切り上げができればいいのですが、途中で帰りずらい雰囲気によって、終電近くや朝まで続いてしまうことも。
そうなってくると、やはり「時間がもったいない」と感じてしまう方も多いでしょう。
他にも、代表的な「飲み会に行きたくない理由」はあるようです。
4つの理由をピックアップしたので、ひとつずつ解説していきます。
そもそもお酒が飲めない
そもそも、お酒が飲めない体質の方もいらっしゃいます。
そういった方にとっては、いわゆる「アルハラ」と呼ばれる「もっと飲め」といったノリは耐え難いものです。
一昔前であればそれはそれで良かったものの、今の時代には少しマッチしていないのかもしれませんね。
お金がかかる
お金の面はそれなりに年収をもらっている方であれば、そこまで気にならないのかもしれません。
しかし、そうではない方にとって、一回の飲み会で4~5,000円なくなってしまうのはお財布的の痛手になります。
最近少し話題になった台詞として「お金を払って上司の話を聞くのはハードルが高い」と考えている方も。
老後への不安も叫ばれる世の中なので、なるべく計画的にお金を使いたいと考えるのも自然なものでしょう。
人間関係
人間関係も職場の飲み会を敬遠する要素になっています。
職場ですから、中には相性の良くない方いるものです。
仕事をするのであれば多少の我慢はできますが、ある意味プライベートの時間にまでそういった方といるのは苦痛に感じてしまいます。
他にも、お酒が入ってくれば上司によるお説教タイムが開始されることも。
さらに、支離滅裂な同じ内容の話を繰り返し聞かされるケースもあるでしょう。
そうなってくると正直「この人間関係が面倒だな」と感じてしまいますよね。
意味がない
これは、先ほどを解説した飲み会の目的がないゆえに感じてしまうことです。
貴重な時間とお金を使って参加した飲み会に意味がないとなれば、次の参加は考えてしまうもの。
同じ時間とお金を使うのであれば、仲の良い友人と他愛もない話をしてお酒を飲んでいる方が有意義でしょう。
このことからも、やはり飲み会には目的があり、それを参加者が感じられるような時間になることがベストなのです。
職場飲み会の上手な断り方

飲み会に参加するメリットを含めて考えても「やっぱり飲み会に行きたくない」と考えている方も一定数いらっしゃいますよね。
そうなると、次に考えなくてはならないのは職場飲み会の上手な断り方です。
飲み会の上手な断り方で考慮しておきたいのは、上司や同僚を不快にさせないことです。
上司や同僚が不快に感じてしまうと、やはり今後の仕事にも影響を及ぼすケースもあります。
世間的には「飲み会に無理して参加する必要はない」といった考え方が広まってはいるものの、やはり無用なトラブルは避けたいですよね。
ここで伝授したい飲み会の上手な断り方は以下の4つです。
- 配偶者に怒られる
- 習い事
- 体調不良
- 家族イベント
もちろん、極端に飲み会が多い職場の場合は毎回使えるような方法ではないのですが、どうしても行きたくないときには有効な断り方です。
ひとつずつ解説していきます。
配偶者に怒られる
配偶者に怒られるから参加できないと伝えるのも、ひとつの方法です。
配偶者に怒られるとなれば、そこに多少の同情も生まれるでしょう。
また、ユニークなものとしては「老後に2千万円をためないといけないので節約をしないと怒られる」と伝える方もいるようです。
ただこれは、日頃の上司や同僚との関係性や会社の雰囲気にもよるところがあるので、その辺りを踏まえて断る理由にしましょう。
習い事
習い事を理由にする方法もあります。
特に会社の業務に関連するような習い事であれば、かえって向上心を評価されるケースもあるでしょう。
しかし、これを理由にしておきながら実際には習い事をしていないとなれば、色々と聞かれた時にボロが出てしまうので注意は必要です。
体調不良
体調不良は、もっとも当たり障りのない飲み会を断る理由です。
普通に考えれば、体調不良なのに無理やり飲み会に参加させるといったことは考えづらいですよね。
また、体調不良とまではいかなくても「疲れが溜まっているから」と断る方法もあります。ただし、これは周りに心配をかけることにもなるので、後々の報告や元気な姿を見せるといった配慮が必要です。
家族イベント
何度も使えるわけではありませんが、家族イベントを理由にするのも断る方法のひとつです。
たとえば、子どもの誕生日や結婚記念日などがあります。
この方法は、普段から家庭を大切にしている上司や同僚であれば、すんなり受け入れてもらえるでしょう。
通常であれば、会社としても仕事と同じぐらい家庭も大切にするといった考え方をするものです。
上手に断って自分の時間を持とう

今回は、職場の飲み会のあるべき目的やメリット行きたくない理由などについて解説してきました。
現実としては、やはり飲み会に行きたくない人も多いようです。
本当に行きたくないのであれば、しっかりと断り自分の時間を持つことも大切です。
ただどんな理由にせよ、同僚や上司に対してのそれなりの配慮は必要。
この記事を参考に、上手に断って身体や心を休めるのもいいのではないでしょうか。