新型コロナウイルスが日本国内でも猛威を振るい始め、日本政府が緊急事態宣言を出すレベルまで来てしまいました。多くの企業はテレワークなどに踏み切っていますが、新型コロナのみならず、実は仕事と病気は働いている全ての人が気にかけておきたい話題でもあります。
ここでは、新型コロナという機会に、改めて考えておきたい仕事と病気にまつわる3つの事を解説します。
- 病気や休職は環境を見直すきっかけ
- 新たな仕事を転職で探すという選択肢
- 転職で自分を守ることができる
Contents
今考えたい仕事と病気にまつわること1:休みが取りやすい環境かどうか
小学校や中学校、そして高校の時のことを思い出してみてください。恐らく病気になった時に休みが取りやすい状況だったのではないでしょうか?
学生のうちは病欠という病気によって休みを取る権利が平等に与えられていたと思いませんか。これが仕事となると様々なしがらみで休みが取りづらくなってしまいます。
現在のテレビCMでも「休めないその症状に」というようなキャッチフレーズで様々な栄養剤や風邪薬などが販売されていますが、これがそもそも現代日本を象徴していると言えるでしょう。
つまり、基本的に職場では病気により休みは取りづらいものです。これにつけて加えて、職場環境の兼ね合いで休みがより一層取りづらいとなると、その会社で長らくやっていくことに対して不安を覚えてしまうのではないでしょうか。
今のあなたの職場が病気の時に休みを取りやすい環境かどうか、他の企業と比較してみてどうなのか、今一度考えてみるのもこの機会ですから一つ良い選択肢と言えるでしょう。
今考えたい仕事と病気にまつわること2:復職後の立場はどうか
病気になってしまい会社を休むとなると、その分仕事に穴を開けることになります。しかしこれは致し方のないこと。そしてその病気が重たいものになったり、入院もしくは手術などを伴うものになると長期療養という形になることもあるでしょう。
これは何事も命あっての物種と言いますから決して悪いことではありませんし、企業もこのことは分かっているはずですから、長期休暇制度や病気療養制度が社内規定として定められている会社もあります。
しかし、制度は制度、現場は現場。
復職後のあなたの立場や働きやすさはどうかと考える時期に来ているのかもしれません。
今回の新型コロナウイルスによる肺炎という例で見れば、少なくとも発症後1ヶ月は入院生活や自宅療養になるでしょう。
1ヶ月間会社を休んだ後、復帰したとして会社での過ごし方はどうなるでしょうか。
同僚とのコミュニケーションはどうでしょう。
上司の評価はどうでしょう。
もしかしたら、長期療養で戦線離脱して復職してきたスタッフに対して風当たりの強い職場だったということもあるかもしれませんね。
今考えたい仕事と病気にまつわること3:病気になった時にあなたを守ってくれる職場かどうか
今回の新型コロナウイルスでは、報道や情報ので回り方に様々な問題点がありました。風評被害を受けて会社にいられなくなった人や、場合によっては今住んでいる地域に住み続けられなくなり家族ごと引っ越しをせざるを得ないというケースも残念ながらあるでしょう。
風評被害は日本においてかなり影響力のある要素ですので、ここは今回は議論しません。
問題は、風評被害や様々な問題があなたの身に降りかかった時、会社はあなたの盾となってあなたを守ってくれるかどうかということなのです。
今回の新型コロナウイルスの感染者や感染が強く疑われる従業員の事を自ら矢面に立って守ろうとした経営者や上司はたくさんいます。こういった会社に勤めている従業員の方は幸せ者だと言っても良いでしょう。
もちろん従業員を守るという姿勢こそが、会社を守ることに繋がっていくわけですからそこに損得勘定がある可能性は否めません。
しかし、少し守ってくれるのと守ってくれないのでは大きな違いがあるわけで、有事の際にあなたを守ってくれる会社かどうかは今後会社と付き合いを続けていく上で一つのターニングポイントになるのではないでしょうか。
新たな仕事を転職で探すという選択肢
新型コロナウイルスの影響で在宅勤務やテレワークが増え、場合によっては長期休業に入っているケースもあるでしょう。実は今こそあなたの今後について、あなたと会社の関係性についてじっくり考えられるベストタイミングと言って良いのではないでしょうか。
もし今までご紹介してきたような内容で少しでも会社に不満があったり、将来自分のことを会社が守ってくれるかどうか自信がないということであれば、今すぐあなたの身を守る行動をとるべきでしょう。
ここで言う「今すぐあなたの身を守る行動」、ひいては「自分の未来を守る行動」とは「転職」です。
転職をすることで、よりあなたの事を大事にしてくれる会社と出会える可能性がアップします。少なくとも、今の会社がベストであり、オンリーワンだ、というケースは非常にレアです。多くの場合、もっと良い会社があなたを待っているものです。
新型コロナウイルスの影響で今後求人倍率は下落することが考えられ、業種によっては仕事自体がなくなることもあるでしょう。
真剣に考えよう、自分の将来
そろそろ自分の将来を真剣に考え始めなくてはならない時期に来ているかもしれません。
新型コロナウイルスの影響は今後どれほど続くか分かりません。少なくとも今日は明日の世界で収束することは考えにくく、また1ヶ月後に事態が完全収束して世界が全く元通りになっているというのはどうでしょう。恐らく想像しづらいものがありませんか。
それなら長期戦になることを覚悟した上で、真剣に自分の将来や今後のことを考え始めましょう。今まではなんとなく就職して、なんとなく勤務を続けてきたということでも何とかなってきました。それは日本の景気が良く、不景気と言っても、なんだかんだ人を雇用するだけの体力が企業にあり経済がまわっていたからです。
しかし今回の新型コロナウイルスが全世界に影響が及んでいることを考えると、会社という安全神話がガラガラと音を立てて崩れ始めていると考えざるを得ないわけです。
- もし会社や上司があなたのこと守ってくれなさそうだと感じた時
- また病気になって休みが取れないと思われる職場にいる時
- そして会社で休みを取ることができたとしても復職した後にあなたの居場所がなさそうだと感じる
このように思うのであれば、今すぐにでも転職の準備を始めておいて損はないでしょう。
転職未経験の方は皆さん、今の職場より良い条件のところなんてないとおっしゃいます。
しかし、失礼を承知で申し上げればそれは胃の中の蛙大海を知らずということであり、全く同じ勤務条件で他業種に転職したことにより収入が倍増したというケースも転職の業界では決して珍しいことではありません。
あなたの能力、人柄、そして勤務に対する情熱を正当に評価してくれる会社をそろそろ一緒に見つけていきませんか。
まとめ
今回の新型肺炎の影響により様々な企業が倒産をしたり、業績が悪化したりなど会社が従業員一人ひとりを守る余裕がなくなってきているフェーズに世界は進みつつあります。
それなら自分の身は自分で守り、もし病気と戦っていく環境すら与えられていないのであれば、なおさら転職について考えてみませんか。
ここには様々な転職情報があります。
まずはご自身の年齢や勤務地などの条件からどんな転職案件があるのかだけでも見てみませんか。きっと30秒後には転職の方向に心変わりしていることでしょう。